アキノキリンソウ
Solidago virga-aurea ssp. asiatica
/キク科/多年草/別名 アワダチソウ
(1、2)2005年10月12日、山梨県境の籠坂峠から静岡へ入った国道138号線沿いの道ばた、(3)2006年11月4日、金沢文庫から鎌倉天園へ向かう途中。
和名の「秋の麒麟草(あきのきりんそう)」は花の印象を夏に咲くベンケイソウ科のキリンソウにたとえた。アワダチソウは花穂を酒の発酵したときの泡に見立てた。英名 goldenrod。
北海道,本州,四国,九州,さらにユーラシア大陸に広く分布。日当たりのよい山野にはえる多年草。
茎は高さ20~80cm、上部は短毛がある。下部および中部の葉には有翼の柄がある。
花期は8~11月。直径1.2~1.4cmの頭花を、茎先に多数つける。
北米原産の帰化植物
セイタカアワダチソウ
は仲間。生える範囲が広く、それぞれの場所に適した別々のタイプがある。ミヤマアキノキリンソウ( forma
japonalpestris
)は本州中部以北・北海道、千島・樺太・シベリア東部などの高山の乾燥した草原に生育する。アキノキリンソウによく似ており、花が咲いていても区別しにくい。外見的にはアキノキリンソウの花序は縦に長く伸びてまばらに付く傾向があるが、ミヤマアキノキリンソウは茎の頂端にまとまって付くので、よりあでやかである。そのためか、コガネギクの異名もある。ミヤマアキノキリンソウによく似ており、湿原に生育するキリガミネアキノキリンソウ (forma
paludosa
) がある。
花言葉・・・指導
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